入浴介助を知って正しい介護を

入浴を高齢者が安心して楽しむために

もっと早く知りたかったと感じる情報を!

入浴介助について

当サイト「入浴介助を知って正しい介護を」は入浴介助に関わる様々なことを紹介しています。当サイトへのご意見やご要望などにつきましてはnyuuyoku_assistance@yahoo.co.jpまでお願いいたします。

特集ページ
  • 介護における入浴の目的と注意点

    介護の観点から入浴の目的と注意点をおさえましょう。入浴の目的は身体を清潔にするためだけではなく他にも様々な目的があり、これらを理解することで自然と注意点も見えてきます。

  • 入浴を嫌がる方への対処も知っておこう

    入浴介助を行う際の悩みとして、入浴を嫌がられたり拒否されてしまうことは珍しいことではありません。そんな場合には理由を聞き、相手に寄り添って考えてみましょう。

入浴事故は意外と多い

高齢者が安心して入浴するために

高齢者が安心して入浴するために 高齢者の入浴にはさまざまな効果や目的がありますが、しっかりと注意して行う必要があります。入浴事故により亡くなっている高齢者は多く、年々増加している傾向にあります。それではどんなことに気を付けて行えば良いのでしょうか。

意外と多い入浴事故

入浴介助を考える際にまず知っておきたいことは、入浴事故により亡くなっている高齢者が多いということです。高齢者の死亡原因のうち、不慮の事故は5番目に多い死亡原因であり、その不慮の事故の大半は入浴事故が占めているほどです。つまり入浴介助は慎重に行わなければならないものであるということがよく理解できるはずです。消費者庁による入浴事故の実態が確認できる資料を下記に紹介しておきます。

リンク先を別ページで開きます

入浴事故の原因

入浴事故が起こる原因は様々ありますが、中でも多いのは意識障害による入浴事故です。入浴している間に意識が飛んでしまい溺死してしまうというケースが多いです。入浴中の意識障害は浴槽に浸かった際の温熱作用と、身体にかかる静水圧作用が関係しています。この2つの作用により高齢者に大きな負荷をかける状態になるため、失神やめまいなどを引き起こして入浴事故の原因となります。
またお湯の温度と入浴時間も入浴事故の原因となりますので注意しておきましょう。高齢者は身体の抵抗が弱まっているため熱いお湯が好きな人は多いですが、温度の高いお湯に長い時間浸かるのは危険です。適温は基本的に38度から40度で10分程度を目安に入浴しましょう。

事故が起きにくい環境を作る

入浴事故の原因を紹介しましたので、次はこれらの原因をなるべく排除した事故の起きにくい環境について知りましょう。この入浴事故が起きにくい環境を作ることで、高齢者が安心して入浴を楽しむことができます。
まず温熱作用で温まった状態から急に体を冷やしてヒートショックとならないよう、なるべく温度差のない環境を用意しましょう。以下に紹介しますきらッこノートでは、ヒートショックの危険性を詳細に解説している他、入浴の目的、手順などについても紹介しています。

ヒートショックが起こるのは特に冬場が多く、脱衣所に暖房器具を置くと良いでしょう。脱衣所の温度は介護士が少し暑く感じるくらいが調度良いといわれます。

引用元:https://job.kiracare.jp/note/article/1329/

リンク先を別ページで開きます

そして入浴中は温度を低めに設定し入浴時間を短くすることも効果的な対策です。お湯の温度を40度以上に設定することを避け、入浴時間は10分ほどとしましょう。以下のエリエールのページでは、すぐに役立つ介護の情報として、入浴のポイントを手順ごとに詳しく解説しています。

お湯の温度は、摂氏40度くらい。
お年寄りの皮膚は、若い人に比べて温度を感じにくくなっています。特に熱すぎるお風呂は危険です。お湯の温度には充分注意しましょう。

引用元:https://www.elleair.jp/attento/care/adv_clean01.php

リンク先を別ページで開きます

入浴するタイミングについて

最後に、適切な入浴のタイミングについて理解しておきましょう。
入浴はタイミングによってもそのリスクが大きく変わります。食後は血糖値が上昇している状態ですが、このタイミングで入浴すると身体にはさらに血圧上昇という負荷がかかることになるので、大変危険です。
食後と同様に早朝の入浴も避けるべきタイミングです。まだ身体が完全に起きていない状態での入浴は非常に危険で、高齢者だけではなく中高年の人や若い人でも入浴事故が起こっています。

入浴介助を知ろう!

  • 3大介助とは「食事」「入浴」「排せつ」のこと 3大介助とは「食事」「入浴」「排せつ」のこと

    入浴介助は3大介助と呼ばれる中のひとつです。ここでは3大介助の「食事介助」「入浴介助」「排泄介助」をそれぞれ解説していますので、まずはここからおさえていきましょう。

  • 高齢者が安心して入浴するために 高齢者が安心して入浴するために

    ここでは高齢者が起こす入浴事故について紹介します。主な原因を理解することで、どんな対策を行いどういう点に注意すればよいかがわかってきます。

  • 入浴の手順と自宅でもできる工夫 入浴の手順と自宅でもできる工夫

    入浴介助はの詳しい手順を入浴中のサポートだけではなく、入浴前後のサポートも一緒に紹介しています。また、施設ではなく自宅で行う際にできる工夫についても紹介します。

  • 事故予防に向けて浴室をリフォームする 事故予防に向けて浴室をリフォームする

    快適な入浴を実現するために、浴室をリフォームするという考え方があります。リフォーム時には、患者さんにあった改装を心がけていきましょう。

  • 家族の負担を減らす訪問入浴を利用する 家族の負担を減らす訪問入浴を利用する

    訪問介護やデイサービスでの入浴介助の利用が難しい人に向けた訪問入浴というサービスについて紹介します。入浴介助に悩んでいるのであれば、ぜひご参考ください。

  • 安全に入浴するために補助道具を使ってみる 安全に入浴するために補助道具を使ってみる

    入浴を補助するいすや台を導入、利用することで快適な入浴を実現する方法もあります。大掛かりな改装は不要ですが、浴室の大きさはそれぞれ異なるので、事前の採寸が必要になります。

PAGE TOP